今では米国株投資を行っている人のほとんどが、情報を得る際にYouTubeを活用していると思います。ここでは、私が参考にしているYouTubeチャンネルについて、ランキング形式でお話します（2022年12月現在）。
これから米国株投資を始める人で、そもそもどんな銘柄を買ったらよいのか、どんな情報を見て投資判断すればよいのか分からない方は必見です。
最初に、私が投資系のYouTubeチャンネルを見る際に気を付けている点を話しますが、さっさとランキングを見たい、という方は飛ばしてください。
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私の投資系YouTubeチャンネルの見方
まず、私は普段、投資系のYouTubeチャンネルについては、ここで紹介しているもの以外も含めて、大体毎日5~6本位の動画を、電車に乗っていたり歩いている時間、何かをしながらのついで時間で、1.5倍速で基本的には聞き流す感じで見ています。ここは大事そうだなと思ったら、ちゃんと理解するためにもう一度見たりする、という感じです。
自分とは異なるスタイル、意見も聞いてみる
YouTubeはエンタメ的な側面もあるので、この人が言っていることはどうも納得できないなとか、自分とはスタンスが違うから見なくてもよいかなと思うこともありますよね。
ただ、そうしていつの間にか自分と同じ意見を気持ちよく語ってくれるチャンネルを選んでいくと、入ってくる情報にも偏りが出たり、自分の思考にバイアスがかかってしまう可能性があります。
私はできるだけ色々な意見・情報を確認したうえで自分にとって最適な投資行動を取ることが大事だと考えているので、あまり選り好みせず、色々なチャンネルを見るようにしています。
銘柄や売買のタイミングそのものより、背景や考え方を意識
YouTubeを見ていると、この銘柄がおすすめ！とか、目標株価は○○だ！といったことを教えてくれるチャンネルがあります。
そこで私が気を付けるようにしているのは、その話をうのみにせず、推奨している銘柄について実際に財務諸表を調べてみたり、この人はなぜ今後の株価についてそう考えているのか、他の情報と比較して矛盾が無いか、自分にとってはどちらがもっともらしいかを考えることを意識しています。
そのうえで、自分だったらこうする、と理由と結論を出すようにしています。
そうでないと、仮にその銘柄を買って失敗した場合、その人のせいにしてしまうか、あるいはたまたま推奨されて買った銘柄が当たったとしても、いつ売ったらよいのか、次は何を買えばよいのか、その人が情報を発信しない限り動けず、動けないことになってしまいます。
いつまでもその人がチャンネルを続けてくれたらそれでもよいのですが、専業でYouTubeをやっている方でもない限り、どのようなことが起きて辞めてしまうかは分かりませんよね。
再現性の高い投資に繋がる
このように、
〇 自分とは違う意見なども取り込んで
〇 自分なりに理由を付けて結論を出す
ことで、失敗した場合にも何が悪かったかを振り返り、こうすればよかったなと次の投資でそこを改善することができるので、「再現性が高い」投資が可能になると考えています。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、早速ランキングを見ていきましょう。
5位. 投資家養成チャンネル – Joe Takayama
元米国投資銀行マンのジョーさんが、米国のマーケットを中心に世界の経済や金融の情報をピックアップして今後どんな影響があるのかなど、分かりやすく解説してくれるチャンネルです。
2022年に入ってから一貫して株式市場に対して弱気な意見を述べられていますので、ネガティブすぎるという視聴者もいるようですが、逆にそこが、弱気な人はこんなところを気にするのかという視点の参考になりますし、何より話している姿に本人の優しい人柄が良く出ていて私はほっこりするなーと勝手に思っています。
チャンネルの特徴
- 平日を中心にほぼ毎日配信
- 海外のメディア情報など、普段自分が目にしないものもフォロー
- たまにチャンネル運営の迷いを吐露していて正直さが滲み出ている
https://www.youtube.com/@JoeTakayama
また、田中氏は「逃げて勝つ 投資の鉄則 大負けせずに資産を築く1年戦略」という長期投資に関する書籍も出されています。特に、景気、長短金利、株価に加え、日本に住む我々が米国株を買ううえで考えなくてはならない円とドルの関係についても理解する上でとても参考になりましたので、一読してみてはいかがでしょうか。
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3位. 岡崎良介氏（ゆたかTV、なるほど！投資ゼミナールなど）
ファンドマネージャー出身で、実務で培った経験を基に、「野生の経済学」と称して経済指標と株価の関係について過去データを用いて仮説を立てるなど、感覚やアノマリーに頼らない分析に説得力があります。
特に、最近のYouTubeで言えば、今後のインフレ予測や、長短金利のマイナスだけでは景気後退になるとは言えないといった分析は、当たる当たらないはともかく、なるほどと思わせられます。
田中氏と同様、特定のチャンネルは持たず、「ゆたかTV」や「なるほど！投資ゼミナール」を中心に意見を発信しています。
チャンネルの特徴
- 経済指標から見えるマーケットの方向性を分析・解説
- データに基づく分析の説得力が高い
- たまに趣味の麻雀の話など、横道に逸れるのが和む
2022年に関する経済予測について電子書籍を出版されています。内容が非常に濃いので、個人的には紙で見たい内容です。
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2位. 上岡正明【MBA保有の脳科学者】
広告会社経営者と投資家の2つの顔を持つ上岡正明氏が、日本株の動向や推奨銘柄を中心に、世界の金融経済に関するニュースや米国マーケットについて解説しています。
チャンネル登録者数20万人を超える有名なチャンネルなので、ご存じの方も多いかも知れませんね。
経済や株価の情報だけでなく、億越えの投資家が備えている考え方や投資手法など、20年以上の投資経験における失敗・成功を基にした、初心者からレベルアップするために重要な情報を惜しみなく提供しています。
チャンネルの特徴
- 投資に勝つための考え方、メンタルについても情報を提供
- 本業の忙しさにもよるが、高頻度で配信
- 70年~80年代生まれに刺さるアニメの引用
https://www.youtube.com/@kamioka01
上岡氏は書籍も出版されています。氏のチャンネルでも度々触れていますが、市場の心理を読んで逆張りで考える、再現性を持たせるために投資ルールを決めて改善を図るなど、この書籍から学んだものは多いです。初心者の方には間違いなく役立つ内容だと思います。
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1位. Makabeeの米国株【ジム・クレイマー応援ch】
最後は、アメリカの著名投資家、ジム・クレイマー氏のトーク番組であるCNBCの「Mad Money」を、米国在住のMakabee氏が分かりやすくまとめて解説しているチャンネルをご紹介します。
念のため、ジム・クレイマーを知らない方のために、彼はゴールドマンサックスで経験を積んだ後、自身でヘッジファンドを立ち上げ、2000年のITバブル崩壊を当てた凄腕投資家です。
引退後は、余生をアメリカの一般市民の株式投資を手助けすることに捧げたいとの思いから、書籍の執筆やテレビでの情報発信に精力を注いでおり、全米No.1の投資指南役といわれ、お茶の間では超有名人です。
ジム・クレイマーのMad Moneyは、企業の業績発表やCEOへのインタビューをもとに、彼の長年の投資経験に基づく今お勧めの投資銘柄や避けるべき銘柄など、現地の生の情報が得られる非常に貴重な番組なのですが、当然ながら英語で、かつとても癖がある喋り方なので海外在住経験のないド日本人の私には到底理解できません。
それを分かりやすく、ユーモアのある内容で解説してくれるのがこのチャンネルです。
これからどのセクターが来るかや、個別銘柄を検討する際にはとても参考になると思います。
チャンネルの特徴
- 米国の著名投資家ジム・クレイマーのアイディアが分かる
- 週2~3回発信されるので、タイムリー
- ジム・クレイマーが愛嬌のあるキャラに仕立てられている
https://www.youtube.com/@makabee7
まとめ
おすすめのYouTubeとともに、私なりの見方についてお話ししました。
これから投資を勉強される方の参考になればありがたいです。
投資はついつい考え込んだりしてしまいがちですが、是非楽しみながら投資人生を送っていきましょう。
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※この記事に記載した内容はブログ運営者の個人的な意見やアイディアを述べたものであり、専門的なアドバイスを示すものではありません。特定の銘柄への投資を推奨するものではなく、投資の判断・実行は自己責任でお願いします。
