米国株投資を始めたいと思っていても、
こう思って、なかなか踏ん切りがつかない方は結構多いと思います。
米国の景気後退懸念が広がっている今、これから投資を始めて一時的に損失が生じる可能性は否定できないのですが、それでも私が、初心者が米国株投資を始めるなら今だと考えている理由について、私の経験を踏まえてお話します。
結論から言うと、早く経験することが上達への近道だからです。具体的に見ていきましょう。
早く経験することで真剣味が増し、学習速度が跳ねあがる
「習うより慣れろ」「経験に勝るものは無い」、という格言は良く聞かれる言葉ですよね。
これは投資にも通じる考え方で、投資を早く始めると、真剣味が増すので学習速度が跳ね上がります。
多くの人がそうだと思いますが、仕事で稼いだ自分の大事なお金を投資すると、自分ごとになるんですよね。真剣味が増すんです。
そうすると、もっと利益を出したい、もっと上手くなりたいという欲が出てきます。
この欲が、「今、自分に足りていない情報は何なのか」とか「次は何をしたらよいのか」といった思考に繋がり、さらに投資書籍や他の投資系Youtubeを見て足りない情報を収集したり、実際の投資行動につながっていくことで、レベルが上がっていきます。
私の場合は、当時人気があった毎月分配型の不動産投資信託から、投資の世界に足を踏み入れました。
最初の投資は結果的には利益が出たものの、運用を続ける中で色々と調べていくと、毎月分配型は配当に税金がかかったり買付手数料が比較的高く設定されていることが判明し、投資効率の良いインデックス型の投資信託に切り替えていきました。
また、米国の景気が良いという情報を得てそちらに切り替え、2021年末辺りまでの株価上昇に上手く乗れたのです。
これは知っている人からすれば全然大した話ではないのですが、その際もっと良い投資信託や有望な市場を調べて実際の投資行動に移したことで、確実に投資家としてのレベルは上がった実感があります。
投資を全くしていない立場だと、いくらセミナーやYouTubeで勉強しても実感が無いので、情報を受け取るのみで、その先を考えたり、今の自分に足りない情報・技術は何なのか把握することはなかなかできないだろうなと個人的は思います。
投資家として大きくレベルアップする上では、実際に勉強しながら投資を始めている人とは差が開きやすいと言えるでしょう。
まずは小額から始める
この話をしても、なお「できるだけ損をしたくない」「確実に利益が出るところで始めたい」と思う方もいると思います。
損失を出さずに利益を出し続けるのは不可能
ただ、投資の世界で全く損失を出さずに利益を出し続けるのは、よほど才能のある人でない限り不可能です。
むしろ、損失を出した方がその後もっと真剣になって勉強に身が入るので、私は投資を始める初期の段階で、早めに損失を経験した方が良いと思うくらいです。
その方が、のちのち資産が大きくなった段階で経験するより、金額的な影響も小さくて済みます。
勉強代として考える
私も投資信託の選択で何度も損失を出しましたし、直近の2022年でも米国株でAmazonやGoogleなどの大型グロース銘柄を中心に、損切りを経験しました。
もちろん投資資金を失ったのは痛いですが、自分の中では損失を最小限に抑えられましたし、その都度この投資はこの視点が無かったのでダメだったな、次はこうしよう、と気づきがありました。
負け惜しみではなく、今後十分元が取れる勉強代として、今のうちに損失を経験してよかったなと思っています。
無くなっても痛くない金額で始めてみる
とはいえ、いきなり大きく投資で失敗してしまうと、ショックが大きく投資を止めてしまったり、取り返そうとよりリスクの高い投資に向かって資金を溶かしてしまう可能性もあるので、まずは本当に小さい金額から投資を始めることをお勧めします。
例えば、
- 毎月の生活資金を除いた投資に回せるお金のうち、半分の金額で積立投資を始める
→ 残りは現金で置いておき、市場が大きく下がったタイミングで投入する - 今手元にある投資資金の5%~10%位で個別株を買ってみる
→ 残りを今後1年間で様子を見ながら入れていく
といったやりかたが考えられます(数値や考え方はあくまでも参考です)。
資金の内どれくらいの割合を投入するのか、投入する資金を毎月の収入ベース・現時点の残高ベースどちらでみるかは、収入や家族の状況、経済的に今後どのような姿を考えているかによりますが、いずれにしても、無くなってもそれほど痛くない程度の金額から始めるのが無難です。
まとめ
ここまで、初心者の方が投資を始めるなら今、という結論と理由をお話しました。
少しでも興味が湧いたら、こちらのランキング記事を参考に、Youtubeも見てみてください。情報が得られるだけでなく、楽しく投資が始められると思います。
※この記事に記載した内容はブログ運営者の個人的な意見やアイディアを述べたものであり、専門的なアドバイスを示すものではありません。特定の銘柄への投資を推奨するものではなく、投資の判断・実行は自己責任でお願いします。